公設、民営の社会保険病院の一つとして昭和22年に開設、新宿区を中心とした城西地区の地域医療の充実、発展に貢献してきた。 病床数418床(うちICU7床、人間ドック20床)、東京都二次救急医療指定病院で、平均在院日数は14日前後、急性疾患を多く扱う病院である。20の診療科をもち総合診療体制を展開している。
この規模の病院としては高度医療器機は豊富で、MD、CT 2台、MRI 2台、ガンマカメラ2台、心臓カテーテル室、血管造影室、リニアック、結石破砕装置など、大学病院と遜色ない医療設備を有し、高レベルの診療を行っている。 また25の専門学会の認定研修施設となっている。平成12年には日本医療機能評価機構の認定を得るなど、病院としての質は第3者からも高く評価されている。
内科(約170床)は、各分野に専門医を置き、循環器内科、呼吸器内科はそれぞれ心臓血管外科、呼吸器外科と緊密に提携しており、また消化器内科は内視鏡的治療、炎症性腸疾患など特色ある診療活動を続けている。
この他に血液内科、透析室(透析ベッドとして別に46床)を持つが、専門別に特化するのではなく、総合内科としての運営体制を堅持している。
外科系も、内視鏡から手術まで大腸肛門疾患の総合診療体制を持つ大腸肛門科の他、各科がそれぞれ特色ある医療を実践している。
当院の特色として、診療科同志の、また放射線部、検査部、病理、などの中央部門との、またコメディカル(看護師、技師)などとの横の連携がきわめてスムーズで、診療上必要な事態に対してフットワークの良い迅速な対応が可能なことを挙げたい。
患者本位の医療のためにそれがどんなに素晴らしいことか、当院での研修経験者が口を揃えて語るところである。
また医局は総合医局制で各科間の垣根がなく、医師の出身大学も特定の大学に偏ることがないので、家族的な暖かい雰囲気の中で仕事が出来ることも研修上の利点である。
当院は臨床研修指定病院としての歴史は長いが、これまで初期研修に関しては、内科系、外科系として、都内の大学からの紹介により毎年5〜6名を採用、2年次〜3年次にかけ教育を行ってきた。研修の内容・質については、研修を追えた人達から高い評価を得てきた。
2004年からの臨床研修必修化への流れの中で、全国公募、総合臨床方式による2年の研修体制へと転換することとし、2003年度より新しいプログラムをスタートさせた。
将来どの専門分野に進むにせよ、臨床医として必要な基本的知識と技術を習得するための2年制のプログラム(総合臨床方式)である(下記の例を参照)。内科各分野(消化器、呼吸器、循環器など)、外科、麻酔科、産婦人科、小児科をローテーションにより修得する。救急医療は上級医師の指導のもとでの当直を通じて修得して頂く。
また精神科、地域医療は2年次に各1ヶ月を予定している。さらに僻地医療研修を組み込むこともできる。その他幅広く疾患・病態を経験して頂くために脳外科、整形外科、眼科、耳鼻科等の外来研修も予定している。プログラムの後半には希望により4ヶ月程度志望の専門分野を選択することも出来る。各分野で常勤医がマンツーマンで指導に当たるが、直接患者を担当しつつ責任を持って診療を担当していただく。
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研修のあり方として以下のことが重要と考えている。
研修プログラムの例(総合系2年コース)
病棟勤務では常に8〜10人の患者を受持ち、基礎的な診療技術と知識を指導医の下で修得する。
カンファレンスは多く、毎週、各専門分野別カンファレンス、クリニカルカンファランス、死亡症例検討会が行われる。なお当院では病理医の協力の下、積極的に剖検を行いそれを含めた死亡症例全例につき検討会を行っている。
当院での研修をさらに充実発展させるため、希望者には1〜3年の後期研修プログラムへの参加を受けつけている。各領域の専門医レベルへの到達可能なプログラムである。後期研修については、他施設で初期臨床研修を修了予定の研修医についても参加可能である。