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消化器内科
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 炎症性腸疾患センターを開設しました

炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:略してIBD)とは、潰瘍性大腸炎とクローン病を意味します。全国で、潰瘍性大腸炎が約8万5千人,クローン病が2万4千人と、糖尿病や高血圧と比べれば比較的稀な疾患ですが、患者様の数は、年々増加の一途を辿りつつあります。当院では、毎日外来に70名を超える方が来院し、入院では1日あたり平均40から50名の患者様の診療を行っています。

 これらの疾患は主に若年者に発症し,時として手術が必要になったり、長期にわたる療養生活を余儀なくされる場合がほとんどです。したがって、診断や治療をおこなうだけでなく,日々の生活を始めとして、人生全体を通じての支援体制が必要となります。すなわち,
[1]種々の薬物治療や手術適用などの医学的判断
[2]患者様の意向
[3]生活の質と人生の質
[4]家庭生活や社会生活
など周囲の状況、さらには本疾患にたいする社会の動向など、すべてを考慮した総合的かつ機動的なアプローチが必要です。

 この目標を達成するためには,内科と外科が協調するとともに,コメディカル部門も一体となって、診療にあたる必要があります。診療の関連部門を統合した炎症性腸疾患センターでは、科学的合理性に基づいた、より的確な治療方針の確立とその適用が可能となります。これらの機能統合は,ひとえに患者様の心をも含めた全人的アプローチを可能とするためであり、すべては患者様にとってのメリットがより大きくなるようにとの願いが込められています。

 これまで、当院では多くの炎症性腸疾患を扱ってきましたが、炎症性腸疾患センター発足によってさらなる医療の質の向上を目指し、患者様の権利を尊重した、温かい心で行う医療の理念を追求していきます。

平成18年10月

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